- カリキュラム
1 年 次 運動生理学 運動・休養の重要性、健康との関連性を認識するために、運動と休養による身体の生理的機能の変化を知り、運動が身体に及ぼす影響を習得します。 運動と健康 生活習慣病予防などのための適切な健康運動、ジョギングを指導できる技術を習得するため、運動生理学を基礎として運動処方の意義と実際、肥満と健康などを学び、同時に実地講習を行います。 |
2 年 次 栄養学 健康維持・増進に重要な栄養バランスの良い食生活についての指導ができるよう、栄養の基本概念や栄養素の特徴と相互作用、栄養学的機能などの基礎知識を学びます。 精神と健康 ストレス疾患が増加している社会の現状を踏まえ、ストレスをはじめ精神と健康の関係について学びます。また、未成年の鬱病や生活習慣病をテーマにした知識も学びます。 ライフステージ栄養学 あらゆる年代層の患者に接する薬剤師として必要な、新生児から成人、老年期にいたるまでの人間の成長、発達、加齢に伴う成長や機能発達にそった特徴と栄養について学びます。 |
3 年 次 食品機能学 食生活の改善が疾病予防や健康増進に重要な役割を果たすことを理解するため、食品に含まれる健康維持・増進に役立つ機能性食品成分の生体調整作用についての知識を学びます。 免疫学特論 感染と疾病の予防に有効な免疫応答に影響を与える諸因子を理解するために、栄養学と免疫能、栄養状態と免疫能、加齢と免疫能、ストレスと免疫能、食品と免疫能、病態と免疫能、運動と免疫能について学びます。 薬物と健康 覚醒剤、大麻などの薬物乱用の現状をふまえ、薬物の生体に及ぼす有害な作用について詳しく学ぶと共に、嗜好品のたばこ、アルコールの有害作用についても学びます。 |
4 年 次 食品安全性学 食の安全性について不安が高まる現状をふまえ、食関連物質の毒性試験や食品安全に関するリスク分析法、食のリスクコミュニケーション、リスクマネージメントについて学び、食品安全性評価の手法を取得します。 感染予防特論 病原微生物の感染から身を守るため、感染症の感染予防のための対策、食品衛生・環境衛生上の予防対策などについて詳しく学び、健康危機管理の視点から的確に対応できる知識を習得します。 生活習慣病特論 生活習慣病予防についての指導ができる能力を身につけるため、生活習慣病を発症させる要因や生活習慣病にかかってしまった際の処置、具体的予防策について詳しく学びます。 |
5 年 次 地域環境特論 現代の大きな課題となっている地球環境保全について、温暖化とエネルギー問題、オゾン層破壊、酸性雨、海洋汚染、環境保全行政などについて、深い知識を習得します。 産業保健論 産業保健の意義やその歴史と役割、労働衛生関連法規、職場環境での健康管理や作業環境管理の理論、さらには産業廃棄物についての現状や対策についても学びます。 環境生理学 健康を維持するために、生体が内部環境を一定に保とうとする恒常性について学び、寒冷や暑熱、圧力、重力などの外部環境うあバイオリズムなどの変化に伴う生理変化についての知識を習得します。 |
6 年 次 医療と栄養 医療と栄養の密接な関係を認識するため、薬物療法と併用して行われる栄養治療の倫理と実際、そして応用に関する基礎知識、機能性食品の利用法などについて学びます。 地域保健論 地域の人々の健康維持・増進に貢献するために、地域保健所の概要と業務、特別養護老人ホームなどでの高齢者施設の概要について学び、地域環境問題などに果たす薬剤師の役割についても意識を高めます。 健康管理学 これまでに健康薬学科の専攻科目で学んだ運動、食生活、栄養、ライフスタイル、ストレスなど健康に関わる知識を総合し、適切なセルフメディケーション指導ができる知識と技能を総括します。 |