お知らせ

梶輝行教授が研医会図書館(東京・銀座)の展示会で資料解題に協力

2019-04-15

本学で「医療と哲学」等を担当する梶輝行教授がこの度、文部科学省の科学技術週間に関連し、公益財団法人の研医会図書館が開催する春の展示会「長崎に関わる本-輸入西洋化学書と翻訳書ほか-」において、江戸時代に長崎出島のオランダ商館を介して輸入された医学・薬学に関する蘭書(オランダ語書物)と、それら輸入蘭書の日本人学者いわゆる蘭学者による翻訳書との双方について、展示資料の解題(資料解説)の執筆と校閲等に協力しました。
この展示会は2019年4月15日(月)~19日(金)に開催されます。


梶教授は、江戸時代の長崎でのオランダ商館を介した導入・摂取されたヨーロッパの科学技術史に関する研究により、同図書館の調査研究員にも委嘱され、貴重な医学・薬学・科学技術等に関する史料の書誌的な調査研究の機会に恵まれ、今回は主に次の資料の紹介にあたりました。

 

ゴルテルの内科書と宇田川玄随訳『西説内科撰要』等 プレンクの眼科書と宇田川玄真訳『泰西眼科全書』等 イペイの薬学書と藤林普山訳『和蘭薬性弁』等 ボイスの学芸辞典と川本幸民訳『気海観瀾広義』等

 

同図書館は、医学・薬学等に関する古代から近代にいたる漢方・蘭方・和方などの和本・漢籍・洋書などの史・資料を所蔵する専門図書館であり、貴重書も数多く含まれており、それらをテーマごとに紹介する機会として展示会を開催しております。

 

梶教授は、長年、江戸時代の蘭学者がまずは漢方をしっかり学んだ上でオランダ語学習を行い、長崎を通じてもたらされた西洋の医学・薬学や科学技術を内容とする蘭書の翻訳に取り組み、近代医学・薬学の形成に与えた影響と、時代の変化に伴って、医学・薬学の民需から砲術・築城術などの軍需へと学問分野の必要性が移り変わるプロセスと影響に注目して研究を重ねています。

 

本学ではその研究成果の一部が、1年次の必履修科目「医療と哲学」の授業の中で紹介されています。
今回の研医会図書館による展示会は、1週間という限られた期間ではありますが、展示される実物資料が間近に見ることができ、またハンズ・オンの機会もあることが大きな特徴となっています。医学・薬学系の学生・研究者をはじめ、専門図書館の所蔵史・資料に興味・関心のあられます方々にとっては特別な観覧の機会といえます。

 

詳しくは、後掲の展示会案内、または次の研医会図書館のHPにアクセスしてご確認ください。

http://ken-i-kai.org/homepage/index1903tenji.html

 

 

【展示会案内】