漢方古書の扉

古方薬品考(こほうやくひんこう)

天保13年(1842)全5巻5冊刊。内藤尚賢(ないとうなおかた)の薬物書、古方の薬物120種余りを解説している。何人もの専門絵師による精密な線画の薬物図が植物ごとに備わっているのが本書の大きな特徴。左図は巻1の「人参図」、右図は巻5末尾の「書家姓名」、人参の書家は「圓山主水」と記されている。
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