その他資料の扉

【錦絵】
江戸時代では天然痘(疱瘡)、麻疹(はしか)、水疱瘡(水痘)が三大伝染病とされた。麻疹は20年から30年の間隔で流行し、その度に浮世絵師によって麻疹に関する錦絵が描かれた。錦絵を通じて、麻疹の予防や心得、養生などを民衆に啓蒙した。
(錦絵の解説は、『はやり病の錦絵』、『江戸に学ぶからだと養生』を参考)

【売薬版画】
富山の売薬版画は、江戸時代から明治時代にかけて、各家庭に薬を売り歩く売薬行商の発展とともに富山地方で盛んに行われ、商い行為と結びついた実用性のある浮世絵版画として特色がある。(『売薬版画』より)