漢方古書の扉

小刻傷寒論(しょうこくしょうかんろん)

『傷寒論』は200年頃、中国漢の時代に張仲景(ちょう ちゅうけい)により著されたとされる漢方の基本書。「葛根湯」も本書に収載されている。『小刻傷寒論』は正徳5年(1715)香川修徳秀菴叙、所蔵本は享和元年(1802)不分巻1冊刊。香川本とも呼ばれ、本書は江戸時代後期に、漢方の重要な医書である『傷寒論』のテキストとして用いられた小型本。
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