漢方全集の扉

1. 近世漢方医学書集成(きんせいかんぽういがくしょしゅうせい)

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昭和54~59年(1979~84)、4期分割発刊、全116冊。 本書は大塚敬節(おおつかけいせつ)と矢数道明(やかずどうめい)の責任編集により、主に江戸期日本医療(漢方)の代表的な書籍全集。著者は日本医学の開祖とされる田代三喜、日本医学の中興の祖とされる曲直瀬道三・玄朔、古方派の雄とされる吉益東洞、漢方界最後の巨頭とされる浅田宗伯など、日本の医療(漢方)を築き上げた先哲の著書が多数含まれている。また多くの専門家による解題が付されており、本草書はあまり含まれていないが、日本漢方を学ぶ上で必携の書である。