お知らせ

奥野義規 講師、磯村茂樹 教授、佐藤康夫 教授らによるグラフト型高分子有機触媒に関する論文がChemCatChemに掲載され、表紙に選ばれました。

論文では、有機触媒を複数担持させる新しい手法として、二段グラフト重合法を提案しており、この手法は、高分子上で様々な反応を実現できる可能性を秘めています。また、二段グラフト重合法で合成された、グラフトポリマー担持触媒によるフローリアクタシステムの開発にも成功しました。今後医薬品合成など工業的な応用への発展が期待されます。

表紙は、よくある化学誌の表紙とは一線を画した、魅力的なアート作品となっています。

この表紙画を描いたのは、幻想的な作風で知られ、『ピーマンマン』シリーズなど人気作品の多い絵本画家・中村景児氏です。今回の表紙画にも中村氏の作風がはっきりと表れ、見る側の気持ちを楽しませ、和ませると同時に夢を与えてくれます。

論文の責任著者の一人である奥野講師は、幼少時から『ピーマンマン』の絵本や劇に親しんでいたそうで、今回その画家である中村氏に表紙を描いていただいたことに感激もひとしおとのことです。



論文

https://chemistry-europe.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/cctc.202001451


Cover Picture

https://chemistry-europe.onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/cctc.202100213

<表紙のインスピレーション>

大きな樹は、グラフトポリマー(幹となるポリマーに別の種類の枝ポリマーが結合したもの)であり、複数の果実(別の種類の触媒)がグラフト(接木)されている様を表されています。また、その周りにフローリアクタが設置してあり、鳥たちが飛び交う自然の中の工場として描かれています。触媒はリサイクルも可能であり、グリーンケミストリーにも沿った内容として表現されている一枚です。

2021.03.01
研究・社会連携

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