研究室・教育研究センター


研究室

薬物解析学研究室

かけがえのない生命を守るために

薬物解析学研究室は天然由来の抗酸化剤に関する研究を主な研究テーマとしています。活性酸素は病原菌による感染症を除いた、あらゆる病態のほぼ9割に悪影響を及ぼし、老化にも関与していると言われています。植物にとっても活性酸素・フリーラジカルは毒物であり、生体防御のためにフラボノイドをはじめとして種々の抗酸化物質を産生しています。薬用植物中にも当然種々の抗酸化物質が含まれており、最近では生薬由来の抗酸化剤が美白剤として化粧品に配合されています。また、生薬に含有される抗酸化物質は漢方薬の薬効に関与していることも考えられます。本研究室では安定ラジカルの消去作用を指標に薬用植物に含有される抗酸化剤の検索を行い、新規医薬品・化粧品の開発ばかりでなく、漢方薬の薬効の解明も目指しています。また、既存の医薬品のなかで生物学的利用能の低い経口投与剤に着目し、物理的および化学的修飾法による難溶性薬物の溶解促進と易溶性薬物の吸収促進を実現し、既存医薬品を有効利用するための研究も行っています。

研究室名称
薬物解析学研究室
スタッフ
教 授: 北川 康行
准教授: 八木 健一郎
講 師: 石橋 雪子
研究内容

脂溶性フラボノイドの抗菌活性および細胞毒性の作用機作の解明

病原性微生物の有用生理活性物質の構造研究

生体内フリーラジカルの挙動の解析

酸化ストレスによる生体影響の物理化学的解析

新規抗酸化剤の開発

多様な環境下における薬物の構造と物性

ナノサイズの秩序構造を形成する薬物および生体物質の局所構造解析

連絡先
TEL:045-859-1300 ex.8053、7025
公衆衛生学研究室

国民の健康を守るための分子レベル研究

公衆衛生学とは、国民の生活の質(クオリティオブライフ、QOL)の維持向上のため、病気の予防や身体的・精神的健康の増進を図るために必要な要因について総合的に評価し、解析する学問です。本研究室では、私たちの生活空間を取り巻く化学物質を対象にして、「医薬品の適正使用」及び「環境汚染物質から身を守るための対応策を講じる」を念頭において研究を進めています。具体的には、人が生体異物から身を守るために獲得した「薬物代謝酵素」をキーワードにして、以下のテーマを設定して研究を進めています。

  1. 薬物代謝酵素の遺伝子多型と機能
  2. 生活習慣病における薬物代謝酵素の発現と機能
  3. 環境汚染物質の迅速・高感度・高精度な毒性スクリーニング法の開発
  4. 医薬品と食品の相互作用の機序解明と予測システムの構築

これらの研究成果は、少子高齢化社会が急速に進んでいる我が国の国民のQOL維持向上にサイエンスの視点から貢献するものであると考えています。また、本研究室は、学内の他研究室のみならず全国の大学、大学病院、国公立病院及び国立研究機関などと活発に共同研究や情報交換を行っています。

研究室名称
公衆衛生学研究室
スタッフ
教 授: 埴岡 伸光
准教授: 大河原 晋
准教授: 礒部 隆史
研究内容

1.オーダーメイド薬物療法を目指した薬物代謝酵素の遺伝子多型と機能

2.生活習慣病における薬物代謝酵素の発現と機能

3.環境汚染物質のハイスループット毒性評価法の開発

4.医薬品と食品の相互作用の機序解明と予測システムの構築

連絡先
Tel:045-859-1300 ex.7020,7029,8013
食化学研究室

医食同源と言われるように、生命を養い、健康を保つには食生活がきわめて重要です。食品に含まれる栄養素を科学的に研究し、その過剰摂取や欠乏がもたらす人体への影響、さらには食品中の化学物質の機能を明らかにする学問であり、予防医療に欠かせない研究分野となります。

病気の治療においては、薬もさることながら食事も重要な意味を持っています。

例えば、腎臓が悪い人はどのような食事をしたら良いのか?尿酸値が上がらないようにする食事内容は?など生活習慣病をはじめ、多くの病気に食事療法がかかわっています。

でも、それって栄養士の仕事では?と思うかもしれません。もちろん、医療現場では栄養士と連携して治療にあたりますが、薬剤師は食事内容によって薬の作用が強くなったり、弱くなったりすることも知っています。ワルファリンと納豆はよく知られていますが、それはなぜ起きるのか?グレープフルーツジュースと血圧の薬も知られていますが、血圧の薬全てではなくある特定の薬なのですが、それは何であるのか?その他にもカルシウムと一緒に飲むと、効き目がなくなる骨粗鬆症の薬など、多くの相互作用が存在しますが、薬剤師が持つ知識を活用し、そういった面からも食事療法にかかわって行く必要があります。

ですから、食事・栄養に関しては、薬剤師と栄養士がお互いに情報を共有していると言えますし、一方、病気や手術で食事が出来ない期間は、点滴に頼らざるを得ませんが、それらの知識は、医師と薬剤師が共有しています。このようにチーム医療においては、一部の職種に任せきりではなく、それぞれが持てる知識を共有し合うことが大事で、その一つが食事・栄養だと言えます。

さらに、食事は治療に関してだけではなく、病気の予防にもつながります。コレステロールの少ない食事、不足すると味覚障害や肌荒れの原因になる亜鉛を多く含む食事など、そういった知識を身に付けることは、病気の予防にもつながり、しいては医療費の抑制にもつながりますので、非常に大事になってきています。食化学研究室は、このように医療と食事・栄養療法について、日々考えている研究室です。

研究室名称
食化学研究室
スタッフ
教 授: 磯村 茂樹
教 授: 曽根 秀子
教 授: 速水 耕介
助 教: 住野 彰英
助 教: 長嶋 大地
〔食品有機化学〕
教 授: 望月 直樹
研究内容
  1. 生活習慣病と食生活の研究
  2. 食と薬の相互作用の探求
  3. 食品中の発がん物質に関する研究
連絡先
TEL:045-859-1300 ex.2203、7057
感染予防学研究室

治療と予防をあわせもつ新しい薬を求めて・・・・

細胞の癌化と老化を阻止する医薬品の研究開発を行っています。

酵素トポイソメラーゼとテロメラーゼは細胞分裂の激しい細胞内に多く発現するため、これら酵素の阻害薬は抗がん薬に、また活性化薬は老化防止や細胞再生薬として利用できます。そこで、両酵素の活性を制御することで癌の治療と予防効果を合わせ持つ新しいタイプの医薬品を目指して研究を行っています。

また、白血病細胞や神経細胞を標的として、RNA干渉を利用した遺伝子治療薬の開発を行っています。

さらに、分子結合解析ソフト(MOE)を用いて薬効メカニズムをコンピューター・シミュレーション法で解析したり、エイズウイルス(後天性免疫不全)、パピローマウイルス(子宮頸がん)、微生物由来の食中毒(サルモネラ)などなど、さまざまな感染症や抗癌薬、抗菌薬、抗ウイルス薬および診断薬などについての調査研究を行っています。

研究室名称
感染予防学研究室
スタッフ
教 授: 越智 定幸
教 授: 細野 哲司
准教授: 大塚 邦子
准教授: 髙橋 栄造
研究内容

1.トポイソメラーゼを標的とした抗がん薬の探索

2.がん治療に応用可能な遺伝子治療薬の開発

3.テロメラーゼの活性制御薬の利用

4.新規化合物の抗菌活性の評価

5.ウイルス感染症の治療薬および診断薬の調査

放射線科学研究室

医療被ばくは細胞の運命に影響するか?

飛躍的な進歩を遂げたCT装置による体の断層像撮影などX線を用いた生体内部の画像化は、医療における必須の診断技術である。また、核医学と呼ばれる放射性医薬品を用いた病巣部の画像化も重要な疾病診断手法の一つである。中でもポジトロンCTを用いた癌検診は、多くの医療機関で実施されるようになってきている。このように病気の診断において、今や放射線はなくてはならない存在といえる。

一方で、過剰な放射線被ばくは生体にとって有益ではないこともよく知られている。そのため、放射線は多くの規制に則った厳重な管理の下で使用されている。従って、日常生活の中で高線量の放射線を被ばくすることはほとんどない。このような中で、先の医療行為による放射線被ばく自体は、患者にとっての利益がリスクを上回るとの考えからその量的制限は特に設けられていない。実際、放射線診断を受けることによって臨床的に問題となるような障害を招くことは通常ない。しかしながら、明らかな有害作用が見出されない程度の低線量の放射線被ばくが、生体にどのような影響を及ぼすかは、現在のところ十分に解明されていない。

本研究室では、低線量の放射線に対する生体応答の調査や放射線被ばくを低減させるために必要なシステムの開発に取り組んでいる。

研究室名称
放射線科学研究室
スタッフ
教 授: 加藤 真介
准教授: 梅田 知伸
助 教: 小林 芳子
研究内容

細胞が多量の放射線に曝された場合、DNAの切断を受け、これを修復できずにアポトーシスによって細胞死に至るなど、高線量放射線の生物影響については多くの報告がなされている。しかしながら、低線量の放射線への暴露に関しては、細胞内シグナル伝達機構の変化が誘導される等の現象は観察されてはいるものの、それが細胞の運命にどのような影響を及ぼしているかは不明である。特に放射線感受性の低い神経系細胞の放射線応答については、ほとんど研究されていない。現在、本研究室では、神経分化のモデル細胞を用いて神経成長因子の細胞内情報伝達機構に及ぼす低線量放射線の影響の調査をメインテーマとしている。また、これに関連した細胞増殖因子の作用調節機構の解明についても、他大学研究室との共同研究を進めている。さらに、放射線被ばくを低減するための管理体制構築への工学的設計や品質管理の思想の応用に関する研究も行っている。

生化学研究室

細胞内に張り巡らされたネットワークを調べる

細胞は外からの種々の刺激に対応し、様々な細胞応答を引き起こします。これらの現象は、細胞内に緻密に張り巡らされた情報伝達経路(ネットワーク)を介して行われ、詳細に解析することにより、抗癌剤の分子標的、神経変性疾患の病因、万能細胞(幹細胞)の増殖・分化の分子機構を明らかにすることが可能になります。研究は分子生物学、分子細胞生物学、タンパク質化学、免疫化学的手法を駆使し、新薬の開発や基礎医学の発展に寄与することを目的として行っています。

研究室名称
生化学研究室
スタッフ
教 授: 森 和也
教 授: 小笹 徹
准教授: 鹿本 泰雄
研究内容
  1. 『神経幹細胞 (NSC) の分化に関する研究』:NSC分化の情報伝達経路を詳細に解析し、分化誘導の標的分子を明らかにする。
  2. 『成人T細胞白血病/リンパ腫 (ATLL) に関する研究』:ヒト白血病細胞を用い、細胞増殖抑制や細胞死誘導に関わる因子を探索し、ATLL治療薬へのシーズを見出す。
  3. 『生薬の遺伝子に関する研究』:日本に流通している幾つかの生薬の遺伝子情報を基に、その生薬の基原解明と鑑定法の確立を行う。
連絡先
TEL:045-859-1300
s.nakajo@hamayaku.ac.jp
分子生物学研究室

ゲノム創薬を見据えて、疾患に関与する遺伝子機能を解明する

医薬品創出のためのスクリーニング系の確立、開発候補薬物の最適化のための標的蛋白との親和性の調節、代謝的安定化の技術を習得します。最先端の生化学(タンパク質など)、分子生物学(遺伝子など)の研究手法を習得します。生命現象を理解するための基礎研究、大腸菌から個体レベルでのスクリーニングによる医薬品開発のための研究を行います。また、この過程を通して必要な治験実施のための制度・倫理について学びます。

研究室名称
分子生物学研究室
スタッフ
教 授: 小俣 義明
教 授: 川嶋 剛
准教授: 松岡 秀忠
研究内容

「ヘム生合成に関わる酵素の機能解析」

1.酵素活性に関わるアミノ酸残基の同定

2.酵素の熱安定性に関わるアミノ酸残基・因子の探索

「生物情報科学的解析を含む転写因子群の網羅的機能解析」

3.極限地球環境に適応した微生物の、全ゲノム遺伝子転写制御ネットワーク解析による適応戦略の解明

4.難治性がんを対象とした多様な分子細胞メカニズムの解明と組み換え抗体医薬品の作製

連絡先
TEL:045-859-1300 ex.8000、7032
生体防御学研究室

免疫システムを研究しています。

外来の病原体から体を守るために、私たちの体には複雑な生体防御のシステムがあります。それが免疫システムです。一方、この免疫システムに異常が起きて過剰に反応すると自己免疫やアレルギーなどの疾患になります。生体防御学研究室では、免疫組織や器官の発生やアレルギー反応などについて研究しています。そのほか、教育においては免疫学、生物系実習などの講義・実習を担当しています。

研究室名称
生体防御学研究室
スタッフ
教 授: 中島 敏治
教 授: 川嶋 芳枝
准教授: 金子 正裕
研究内容

アレルギー反応の調節機構に関する研究:

(1)免疫担当細胞に発現する種々のヒスタミンレセプターの機能を解析する。

(2)アレルギー反応に関与する免疫担当細胞の遺伝子発現データから創薬ターゲットとなる遺伝子を選別し、その分子の機能を検討する。

(3)アレルギー反応に重要なマスト細胞における脱顆粒の可視化と、そのメカニズム解析



免疫器官・組織の発生機構に関する研究:

哺乳類を含む脊椎動物の免疫組織や器官がどのような分子機構で発生し、免疫システムとして機能するのか、遺伝子発現解析・組織学的解析等を通して解明することを目的とする。

連絡先
TEL:045-859-1300 ex.7028、8012、8010
環境科学研究室

環境衛生と環境保全を目的とした最も身近な薬学研究領域

現代社会において、農薬、PCB、ダイオキシン、環境ホルモン、フロンガス、排気ガス、有害廃棄物などの地球環境に関わる問題は非常に多く、その大半が未解決です。この分野は、環境衛生と環境保全を目的とした学問で、最も身近な薬学の研究領域です。

研究室名称
環境科学研究室
スタッフ
教 授: 香川 聡子
教 授: 河村 伊久雄
教 授: 三浦 伸彦
研究内容

私たちの豊かな生活は医薬品、食品添加物、農薬、化粧品など様々な化学物質によって支えられています。しかし、化学物質中にはヒトの健康に重大な健康障害を引き起こすものもありますし、環境中では環境破壊を起こす環境汚染物質となるものもあります。これらの化合物がどのようにヒトの健康に影響するかを研究する学問として、化学物質が身体の中でどのような運命をたどり、どのような機構で身体に影響を与えるかについて研究しています

連絡先
TEL:045-859-1300 ex.8002、7036
薬用資源学研究室

生薬学は、漢方薬を構成する生薬をはじめ、家庭薬、民間薬、伝統薬などに用いられる個々の生薬について、
その起原植物を明らかにし、生物学的特性、含有する成分、薬としての作用などを解明する学問です。

漢方薬を構成する生薬をはじめ家庭薬、民間薬、伝統薬などに用いられる個々の生薬について、その原料植物を明らかにし、生物学的特性、含有する成分、薬としての作用などを解明する学問です。生薬の加工、管理保存法、鑑別法、試験法などの製剤化に関する手法の改善も行います。

研究室名称
薬用資源学研究室
スタッフ
教 授: 李 宜融
研究内容

生薬学研究室では、主に3つのテーマで研究を行っています。

1つめは、『心血管系疾患治療を目指した天然物由来成分の研究』です。血管弛緩作用および血小板凝集抑制作用を持つ天然物由来成分を探索し、その薬理作用および成分についての研究を行います。

2つめは、『漢方処方構成の意義の解明に関する研究』です。実験計画法等の統計的手法の適用により、生薬相互作用の検出を行います。3つめは、『江戸時代における漢方・鍼灸に関する文献の現代日本語への翻訳及び症例検討』です。特に土佐藩に関する文献を中心に、未整理の資料を調査し、解読し、当時の土佐藩での医療体制および疾病史について研究しています。

連絡先
TEL 045-859-1300 (内線7033)
生薬学研究室

生薬学は、漢方薬を構成する生薬をはじめ、家庭薬、民間薬、伝統薬などに用いられる個々の生薬について、
その起原植物を明らかにし、生物学的特性、含有する成分、薬としての作用などを解明する学問です。

漢方薬を構成する生薬をはじめ家庭薬、民間薬、伝統薬などに用いられる個々の生薬について、その原料植物を明らかにし、生物学的特性、含有する成分、薬としての作用などを解明する学問です。生薬の加工、管理保存法、鑑別法、試験法などの製剤化に関する手法の改善も行います。

研究室名称
生薬学研究室
スタッフ
教 授: 加藤 真介
教 授: 飯塚 徹
教 授: 山崎 和応
准教授: 酒井 佑宜
講 師: 荒木 麻由
研究内容

生薬学研究室では、主に3つのテーマで研究を行っています。

1つめは、『心血管系疾患治療を目指した天然物由来成分の研究』です。血管弛緩作用および血小板凝集抑制作用を持つ天然物由来成分を探索し、その薬理作用および成分についての研究を行います。

2つめは、『漢方処方構成の意義の解明に関する研究』です。実験計画法等の統計的手法の適用により、生薬相互作用の検出を行います。3つめは、『江戸時代における漢方・鍼灸に関する文献の現代日本語への翻訳及び症例検討』です。特に土佐藩に関する文献を中心に、未整理の資料を調査し、解読し、当時の土佐藩での医療体制および疾病史について研究しています。

連絡先
TEL 045-859-1300 (内線7033)
漢方天然物化学研究室

「漢方薬や薬用植物は何故効くの?」の答えを出せるような研究を目指しています

当研究室は、薬用植物ならびに生薬の品質を科学的側面から研究しています。近年需要が高まっている漢方製剤は、品質面での強化がより一層重要視されています。漢方を構成する個々の生薬は、品種や系統の違いで品質が異なります。そこで現在、柑橘類生薬および無機類生薬を中心に系統的な品質研究を行っています。また薬効やメカニズムも未だ不明な点が多く、薬理学的側面から評価および作用機序解明を行っています。また、交通手段の発達や温暖化の影響を受け、熱帯地方特有と考えられていた感染症が新たな地域で流行する事例が報告されています。流行地域の伝統薬は使用経験に基づく有効性が伝承されていると考えられますが、有効性に関する科学的な裏付けは未だ十分ではありません。そこで伝統知識に基づく新規熱帯感染症治療薬開発を目的に、熱帯薬用植物中の有用成分探索研究を、酵素阻害や殺原虫作用を指標に行っています。さらに、産学官連携事業の一環として、神奈川県西部地域の活性化を目指し、県西地区で特定栽培・収穫されているブランド柑橘、湘南ゴールドを素材とした機能性製品の開発も手掛けています。

研究室名称
漢方天然物化学研究室
スタッフ
教 授: 榊原 巌
教 授: 梅原 薫
助 手: 松嶋 ゆかり
研究内容
  1. 柑橘類生薬の系統的な化学的品質研究
  2. 湘南ゴールドの機能性素材としての開発研究
  3. 漢方製剤における竜骨、牡蛎および芒硝の配合意義の検討
  4. PC12細胞を用いたNGF誘発神経突起進展作用に対する漢方製剤の効果
  5. タイ薬用植物の抗トリパノソーマ・抗リーシュマニア作用などを有する活性成分の探索
連絡先
Tel:045-859-1300 Fax:045-859-1301
漢方薬物学研究室

適切な漢方薬を患者や医師に提示出来る薬剤師の育成を目指す

漢方薬物学研究室では患者さんにあった漢方薬を提案できる薬剤師の育成をめざしています。葛根湯は風邪の薬であることはかなりの方がご存じのようです。しかし、いつ、どんな人がどのように飲んだらいいのかを明確に理解されている方は少ないようです。風邪の引きはじめに飲めばいいのでは?その通りです。では午前中に風邪をひいたのであれば午後「葛根湯」を常に飲んでも良いのでしょうか?逆に、1週間前に風邪をひいたのであればもう風邪の引きはじめとは言えないので「葛根湯」の出番はないのでしょうか?このような基本的な質問に的確に応えることの出来る薬剤師は要りませんか?身近に応えてくれる人がいてくれれば便利ですよね!このような薬剤師を一人でも多く育てるのがこの研究室の役割です。当研究室では、5年生の実習のない時期、朝から晩まで漢方勉強漬けの日々を卒論の学生は過ごしています。大変だとは思いますが、役に立つ薬剤師になるため学生は歯を食いしばって頑張っています。どうぞ横浜薬科大学の学生を応援してやってください。もうすぐ漢方薬に精通した薬剤師が誕生すると思います。街で会いましたら宜しくお願いいたします。

研究室名称
漢方薬物学研究室
スタッフ
教 授: 喩 静
講 師: 浅井 将
助 手: 亀卦川 真美
研究内容

基礎研究はストレスにおける遺伝子発現異常の解析と漢方薬の改善効果をテーマにしておりますが、現在では漢方薬を分かり易く理解するためのセミナーを中心に行っています。具体的には症候別に漢方薬を分けその漢方薬をどのような西洋薬の塊としてとらえられるのか?を卒論の学生と毎日悪戦苦闘しながら検討しています。

連絡先
TEL:045-859-1300(内線8008、7041)
漢方治療学研究室

治療薬としての漢方薬の有用性をさらに高めることを目指す

現代医療の治療において漢方薬の有用性は益々高まっています。漢方薬は種々の疾患に応用が可能ですが、最近癌疾患における西洋薬と漢方薬の併用療法が話題になっております。医療現場では薬のプロとして活躍している薬剤師も、漢方薬の調剤・服薬指導を行う機会が増えています。本研究室は、治療薬として用いられる漢方薬の基本知識を『傷寒論』『金匱要略』などの重要古典医書から学び、基礎研究・臨床研究・文献調査などにより治療薬としての漢方薬の有用性をさらに高めることを目的とし、漢方薬の知識をしっかりと身に付けた薬剤師の育成を目指します。

研究室名称
漢方治療学研究室
スタッフ
教 授: 金 成俊
教 授: 五十鈴川 和人
准教授: 髙橋 哲史
研究内容

○漢方薬の調剤・服薬指導における諸問題について、研究による客観的なデータを構築する。

○疾患ごとに、古典医書及び論文から漢方薬の有用性について調査する。

○天然物由来成分が種々のがん細胞に対して誘導する細胞死のメカニズムを生化学的な手法を用いて解明する。

○難治性がん細胞に対し抗体医薬品を新たに開発し、その効果と反応機構について研究する。

連絡先
045-859-1300
薬品反応学研究室

薬と生体との反応を学ぶ

我々の身体の中で、病気を治してくれるお薬。このお薬は、魔法の粉ではなく、生体に作用できるよう設計されています。薬品反応学研究室では、医薬品や生薬などの成分が、生体の中でどのように反応するかを解明していきます。さらに解明した結果に基づいて、生体にフィットする化学構造を設計し、有機化学反応を組み合わせて生物活性物質を創出していきます。

試験管内だけでなく、生体内もフラスコにみたてて、その中での化学反応の制御を達成したいと考えております。このような、医薬品の設計に関する研究を通して、保健医療の現場で、薬の基礎知識を応用的に活用できる最良な人材を送り出すサポートを行っております。

研究室名称
薬品反応学研究室
スタッフ
教 授: 波多江 典之
教 授: 鈴木 真一
助 教: 市川 裕樹
研究内容

1.生体内スイッチング反応の解明と制御

2.スイッチング有機化学反応の解明と制御

3.生物活性素子としての複素環機能の解明

4.抗肥満薬、抗悪性腫瘍薬、鎮痛薬をはじめとした各種新規生物活性物質の創生

連絡先
045-859-1300
薬品分析学研究室

核酸を標的とする創薬:核酸の構造生物学を基盤として新たな医薬をめざす。

薬物(医薬)は究極的には、生体を構成する種々の分子に結合し、主作用であれ副作用であれ、その結果、生体固有のそれぞれの生理的反応に影響を及ぼしている。従来、核酸(DNA, RNA)分子は遺伝情報を伝えるだけの分子として捉えられていたが、近年、いくつかの生理学的機能をもった核酸分子が発見され、それらの特異な立体構造及び動的立体構造変化から、医薬の新たな標的となりうる可能性が現れてきた。このような核酸(DNA, RNA)分子の塩基配列に依存した静的な三次元構造や動的な立体構造化学的性質を、紫外可視吸収スペクトル(UV・VIS)、円偏光二色性スペクトル(CD)、核磁気共鳴スペクトル(NMR)などの分光学や水晶発振マイクロバランス(QCM)等の分析機器を利用して解析し、医薬の標的となり得る核酸分子と低分子化合物(医薬)との分子間相互作用研究を行っている。

研究室名称
薬品分析学研究室
スタッフ
教 授: 宮代 博継
教 授: 山下 幸和
講 師: 中北 敏賀
研究内容

【核酸(DNA, RNA)の構造生物学的研究】

1.DNAメチレーションがDNAの構造化学的性質に及ぼす影響について。


DNAメチレーションが遺伝子発現に影響を与えていることを支持する実験データは多々示されてはいるが、未だ詳細な分子メカニズムはわかっていない。一方、DNAの構造化学的性質として、DNAメチレーションが進むと右巻き二重らせんから左巻き二重らせんへの構造転移を起こしやすくなるという実験データもある。左巻き二重らせんの生体内での存在の証明はなされていないが、生理学的機能と分子のもつ物理化学的性質との関連を考える興味深い研究テーマである。

2.染色体の末端のDNAは四重らせんかもしれない。

ヒトの染色体の末端では、「テロメア」と呼ばれる、ある塩基配列のくり返し構造をとっている。このくり返し構造は、試験管の中では四重らせんを形成することが明らかとなった。生きた細胞の中でも四重らせんが存在するとなると、がん細胞の増殖を阻止したり、正常細胞の老化を遅らせたりする新しい"くすり"が可能となるかもしれない。


3.mRNAが低分子化合物のあるなしによって、三次元構造(かたち)を変える。

最近の研究から、mRNAの中に「リボスイッチ」と呼ばれる、翻訳制御に関与する部分が存在することが示されている。このRNAの立体構造転移はそれぞれ特徴的であり、特異的な"くすり"の標的ともなり得る。

連絡先
Tel:045-859-1300 ex.7034
h.miyashiro@hamayaku.ac.jp
医薬品化学研究室

環境に配慮した医薬品合成を目指して

-グリーンケミストリーを指向した反応系の開発-

創薬において、従来はリード化合物から多くのシーズとなる類縁化合物を合成、検討することから医薬品開発が行われてきました。コンビナトリアルケミストリーによる多種多様な化合物の合成もその一つです。加えて、近年では、バイオインフォマティクスにより得られた情報を元に、医薬品のターゲット分子が検索され、テーラーメイド医療の観点からの開発も注目されています。

医薬品化学は、このような医薬品の合成、分析、作用機序の検討、薬効解析、毒性試験といった、創薬化学の礎となる領域です。

一方で、グリーンケミストリーに基づいた高効率な反応系の開発は、医薬品製造における巨大化したプラントのダウンサイジング化や副産物減少による汚染の減少のように、近年の地球環境保護の観点から重要な課題の一つです。

我々の生活に無くてはならない医薬品の合成を、より環境に配慮した反応系を用いて行うことは、次世代の病気の減少と豊かな環境を守る観点から重要なテーマであると考えられます。

研究室名称
医薬品化学研究室
スタッフ
教 授: 佐藤 康夫
講 師: 奥野 義規
研究内容

当研究室では、近年の地球環境問題を念頭に置き、グリーンケミストリーを指向した高効率な反応系の開発を検討しています。主な研究テーマは、素反応における触媒反応や、分子機械などの機能性分子の合成とその機能発現機構の解明です。触媒反応では、Graft 高分子に触媒を担持させた不均一系触媒を利用することで、小さな反応場での高い衝突頻度を期待したマイクロリアクタータイプの Flow reactorの開発を行っています。また、分子機械の研究では、外部エネルギーによる分子回転の可逆的制御など、外部刺激応答型分子の機能発現機構の研究を行っています。

連絡先
045-859-1300
薬物動態学研究室

薬物動態学に根差した社会貢献できる薬剤師の養成を目指す

医薬品を創るには薬を見つける探索と薬の安全性と有効性を明らかにする開発の2つのプロセスが必要です。ここでは薬の生体内運命を明らかにし、ヒトでの安全性、有効性を予測し評価する知識・技術を習得します。

研究室名称
薬物動態学研究室
スタッフ
教 授: 桒原 隆
教 授: 弓田 長彦
准教授: 岩瀬 由未子
講 師: 矢野 健太郎

〔バイオ医薬品評価学〕
教 授: 桒原 隆
研究内容

1. ナノ粒子の腫瘍ターゲッティングを利用した新規がん音響化学療法の研究

2. 薬物動態に関与するタンパク質の機能に関する研究

3. 薬物相互作用に関する研究

連絡先
045-859-1300  ex. 8006, 8015, 7044
薬物治療学研究室

薬物治療の理論的根拠の構築と適切な根拠に基づいた薬物治療を実行できる薬剤師の教育

薬物を用いた治療を効果的に行うためには、疾患の病態生理を把握して、使用可能な薬物の選択を適切な理論的根拠に基づいて行う必要があります。さらに、性別や年齢、栄養状態、併用薬との相互作用(飲み合わせ)など、個々の患者の状態にあった用量や薬物の選択を行うことにより、一段と質の高い薬物治療を行うことが可能になります。薬物治療学では、これらの視点に加え、急性期と慢性期の治療薬の選択とその切り替えのタイミングや治療効果の判定法など、薬物治療を患者本位の目線でより効果的に行うための方法論を学びます。

研究室名称
薬物治療学研究室
スタッフ
教 授: 出雲 信夫
教 授: 日塔 武彰
助 手: 東方 優大
研究内容
  1. 白血球に発現する機能性分子の白血球機能における役割の解明
  2. 急性前骨髄球性白血病の治療薬の作用機序の解明
  3. 急性前骨髄球性白血病の病態生理に基づいた治療法の構築
  4. 薬物による唾液分泌促進・抑制機構の解明
連絡先
045-859-1300(内線8052(澤木)、8005(日塔)、8050(桑原))
臨床薬理学研究室

患者さんの個人差、薬物相互作用などにより変動する薬効および副作用の定量的予測を目指した研究

薬を服用すると消化管に入り、溶けた薬は消化管の膜から血液へと吸収されます。その後、一部の薬は主に肝臓で別のものに変わり、残りの一部が血液を介して、病気を治したい部位、標的部位に到達します。標的部位ではレセプターや酵素、外部から侵入してきた細菌や遺伝子の変化でできてしまった新生物に働き、最終的には薬が効く、すなわち"薬効"という形で表れます。最近、この一連の仮定を数式で表すことが可能になりました。言い換えると数式をつかって薬効を予測できるようになったわけです。さらにその予測は、単なる値だけでなくバラツキや確率とともに示せるようになりました。臨床薬理学研究室では、こうした薬の量的な変化や反応の強さを予測する研究をしています。現在は、標的部位として肝臓、腎臓、脳および眼に着目し、細胞や実験動物を用いて、薬の反応による生理活性物質の変化を捉え、数式で記述することを試みています。一方、薬に対する反応には、個人差があります。この個人差の中には遺伝子型によって説明できるものがあります。当研究室では、だれもが持っている生体内因性物質を測定すると、その患者さんの薬に対する反応を測定できるような、バイオマーカーを見つける試みもしています。こうした研究を、他の研究所や病院、企業の研究者と協力して実施し、研究室で見出された数式や法則が、ヒトの臨床データに反映できるかの検討を始めています。

研究室名称
臨床薬理学研究室
スタッフ
教 授: 千葉 康司
教 授: 岡 美佳子
准教授: 岡田 賢二
准教授: 吉門 崇

〔レギュラトリーサイエンス〕
教 授: 山田 博章
准教授: 田口 真穂
研究内容
  1. In silico班(コンピューターの中で実験をする):バーチャル臨床試験の実用化を試みています。薬物動態・薬力学的理論に基づき、コンピューターの中に多くの患者さんを発生させ、仮想的な臨床試験を実施し、得られた結果と文献値を比較することにより、新しい生体反応および現象を見出す研究を実施しています(理化学研究所との共同研究)。やがては、下記の実験班の研究と融合し、各種細胞内および細胞間のシグナル伝達の素過程の反応情報を文献より収集後、コンピューター上でそれぞれの反応を連結し、生体反応とのかい離を観察することにより薬効機序解明の糸口を見出す研究(システムファーマコロジー研究)に繋げていきます。
  2. In vitro実験班(神経):中枢神経系疾患 (うつ病およびアルツハイマー病等) に関する研究を行っています。当研究室によって独自に開発された疾患モデル (培養細胞) を用いて疾患の発症機序および治療薬の作用メカニズムを遺伝子レベルで解明し、薬効評価系の構築を試みています。
  3. In vitro/in vivo実験班(眼):水晶体透明性維持機構と白内障発症機序の解明および新規白内障薬の開発を行っています。水晶体白濁化のメカニズムを分子レベルで解明し、その治療薬を探索しています。特に、当研究室で既に明らかにしている漢方薬・生薬について、その有効成分および機序の解明を試みています。
  4. In silico/in vitro実験班(薬物動態、バイオマーカー):薬物代謝酵素・輸送体等の内因性基質を同定および定量した上で、数理モデルを用いた体内動態解析を行い、ヒトにおけるバイオマーカーとして役立てるための研究を行っています。生体材料(肝細胞・ミクロソーム等)や細胞系を用いたin vitro実験を行うことで、医薬品との比較を行いながら各種モデルパラメータを決定することも併せて行っています。
連絡先
045-859-1300(内線:7059、8082、8083 )

Laboratory name
Clinical Pharmacology Research Laboratory
Staff
Professor: Koji Chiba
Lecturer: Yasuo Sikamoto
Research content

The effect of the medicine varies depending upon the age ofthe patient, gender difference, the types of sickness andseverity, whether there is a complication or not, orpregnancy. This study field is to research the functionaltraits of the medicine corresponding to the physiologicaltraits of the living subject to the pharmacotherapy. Theevaluation of the clinical trial drug efficacy tested on thepatients for a new medicine is also included.

Contact information
045-859-1300
臨床薬剤学研究室

製剤学研究を通した臨床現場に貢献できる薬剤師の養成を目指して

これまで培われてきた薬剤学や製剤学を基礎知識として、個々の疾病の状況に応じた薬物選択や、用法・用量の決定をするなど、臨床現場でより実践的な対応ができる薬剤師の育成を目的としています。したがって、臨床現場で生じる問題点をテーマとして、それを臨床に応用させるために研究する分野です。臨床薬剤学研究室では、臨床薬剤学、物理薬剤学、処方解析Ⅰ・Ⅱ、薬剤学実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ等のカリキュラムを通じ、患者のために貢献できる薬剤師の育成に努めています。また、研究分野においても「Mohs ペーストの製剤学的研究」・「ナノ粒子薬物送達システムの設計」・「相学的方法による医薬品の微粉化に関する研究」など製剤学的研究を行い、製剤設計に関与できる薬剤師の育成にも努めています。

研究室名称
臨床薬剤学研究室
スタッフ
教 授: 山口 友明
教 授: 佐藤 透
准教授: 桑原 弘行
准教授: 渡邊 美智留
研究内容
  1. Mohs ペーストの製剤学的研究
  2. ナノ粒子薬物送達システムの設計
  3. 相学的方法による医薬品の微粉化に関する研究―水和物を形成する系―
  4. 薬物血中濃度と効果および副作用との関連性を明らかにし、薬物治療の個別化を指向した治療法の開発
  5. 共同薬物治療管理:CDTM(Collaborative Drug Therapy Management)の臨床応用
連絡先
重山 昌人

m.shigeyama@hamayaku.ac.jp

045-859-1300(内線8009)
機能形態学研究室

発展途上国での小児による下痢の主な原因は、下痢惹起性病原菌である。医療レベルが高く、衛生的な日本では下痢症で命を落とす報告は少ないが、地球上では、年間数百万人の5歳以下の子供たちが、細菌性下痢症で死亡している。この現状を打開するには、効果的な治療法の開発が急務である。下痢原因菌であるアエロモナス菌( Aeromonas sobria, Aeromonas hydrophila)は、外国渡航者の下痢原因菌として注目されている。本菌の産生する溶血毒素は、赤血球を破壊するのみでなく、本菌による下痢の起病因子である。そこで、アエロモナス菌の産生する溶血毒素を精製し、本毒素の下痢発現機序の検討を行っている。更に、アエロモナス菌が抗白血病剤に耐性となった白血病患者に感染すると末梢血液中の白血球数が激減し、寛解状態に至った報告がある。この白血球減少に溶血毒素の関与が考えられており、この作用機序の検討を行っている。

近年、血栓による脳梗塞、心筋梗塞などの死亡例が多数報告されている。血栓は、何らかの原因で血液の一部が固まり、血管の中にできる血の塊のことである。この血栓の予防は、脳梗塞、心筋梗塞による死亡者数減少に繋がる。血栓形成の予防の一つに血小板の機能抑制がある。植物に含まれる膨大な数の物質が構造決定されているが、その多くの物質は、薬理学的な作用が検討されず埋もれている。そこで、ウサギの血小板を使用して、植物由来物質から血小板凝集を抑制する新規物質の探索を行っている。

研究室名称
機能形態学研究室
スタッフ
教 授: 黒岩 美枝
講 師: 西崎 有利子
助 教: 五十鈴川 知美
研究内容

アエロモナス菌が産生する溶血毒素の研究

低圧低酸素環境下におけるIRF出現のメカニズム解明

新規血小板凝集抑制作用物質の探索

微小循環系、特に眼底網膜出血発生機序の研究

連絡先
045-859-1300(内線7016、7052)
病態生理学研究室

病態生理学とは人が病的な状態になった時、生理機能の異常がどのような機序により生じているのかを追求する学問分野であり、基礎医学と臨床医学の接点にあるものである。

薬剤師として各疾患における薬物療法の理論を理解するためには、各疾患の病態生理学の知識は不可欠であり、各疾患と生体機能との関わり、発症原因・機序、診断基準、症状(病態生理学的変化)、検査法などの基本知識の習得をしておく必要がある。当研究室では、これらの課題に関する臨床薬学教育を担当するとともに、「老化機構の解明と老人性疾患の治療法開発」、中毒医療領域における「生体試料中の向精神薬分析法開発」および基礎・臨床薬学の両面からの「病態解析に関する研究」などを行っている。

病態生理学研究室は、6年制薬学生の医療薬学教育・研究を通して、医療現場における最良な人材を送り出すサポートを行っております。

研究室名称
病態生理学研究室
スタッフ
教 授: 友部 浩二
教 授: 篠塚 達雄
准教授: 殿岡 恵子
講 師: 吉田 林
助 教: 髙梨 馨太
研究内容

『老化機構の解明と老人性疾患の治療法開発に関する研究』:老化促進モデルマウス(SAMP8)を使った老化促進と記憶障害発症のメカニズムの解明。

『生体試料中の向精神薬分析法開発』:生体試料から向精神薬を抽出しLC/MS/MSで高感度分析する方法の開発。

『病態解析に関する研究』:疾患について病態生理学的な解明および疾患と医薬品の選択、適正使用等の関係を調査・検討。

連絡先
t.shinozuka@hamayaku.ac.jp
薬理学研究室

疾患に関わる身体の仕組みと薬物のはたらきを解明する

薬理学は周辺科学とともに大きく発展し、今日では「からだの成り立ちを個体・器官から細胞・分子まで理解したうえで、化学物質としての医薬がはたらく仕組みを学ぶ分野」となっています。薬理学研究室では、以下の研究課題に取り組んでいます。

研究室名称
薬理学研究室
スタッフ
教 授: 田邉 由幸
准教授: 藤森 順也
研究内容
  1. 肥満の動物(マウス)モデルや培養細胞を用いて、(i)外因性刺激による脂肪細胞の発生分化の抑制機序や(ii)内因性の肥満抑制機序を解明し、ヒトの病的肥満に基づくメタボリックシンドロームの改善を目標にした基礎研究を行っています。(田邉教授)
  2. 肺高血圧を発症した実験動物(ラット・マウス)の肺動脈に見られる緊張性・収縮性異常の仕組みを解明し、肺高血圧の新たな治療標的分子の探索研究を行っています。(田邉教授)
連絡先
045-859-1300
薬剤学研究室

医療現場のニーズに応えられる薬剤学

今日の薬剤師には、豊かな人間性を持って一人ひとりの患者と向き合い、あらゆる知識と技能を駆使して薬物治療を効果的に推進する幅広い役割が求められています。薬剤学研究室では、製剤学、物理薬剤学、薬事関係法規、薬剤学実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲおよび実務実習プレ教育、ポスト教育等のカリキュラムを通じ、基礎領域から臨床・社会薬学に至るまで学際的な教育に取り組み、患者さんのために最良となる合理的・科学的な医療を提供できる薬剤師の育成に努めています。

研究分野においても、医療現場で活躍できる薬剤師の育成を目指し、病院や薬局で問題となっているテーマに着目し、様々な方法論を導入して臨床研究を行っています。

研究室名称
薬剤学研究室
スタッフ
教 授: 磯村 茂樹
教 授: 村田 実希郎
准教授: 難波 昭雄
准教授: 成田 延幸
研究内容

・院内特殊製剤の製剤設計と臨床評価

・薬物治療に対する臨床疫学的解析

・各種疾患に対する医療経済学的検討

・アドヒアランスを低下させる要因の研究

・ニトログリセリンの血管内代謝および耐性機構の解明

・医薬品情報のネットワーク化の研究

・インフォームド・コンセント取得のためのツール作成と評価

・薬剤管理指導支援ツールの作成と評価

・薬局業務支援ツールの作成と評価

連絡先
m.sumi@hamayaku.ac.jp

045-859-1300(内線7026)
分子生物学研究室

遺伝子情報伝達物質DNAの操作技術は、急進展を遂げ、近い将来分子レベルで生命現象が解明され、医療や創薬への応用が期待されています。これらの新しい技術を用い、遺伝子発現、タンパク質生合成などを研究教育の対象とする分野です。

研究室名称
分子生物学研究室
スタッフ
教 授: 川嶋 剛
連絡先
045-859-1300
創薬化学研究室

長寿命化が進んでいる現代では、高齢でも高い生活の質を保てる社会が求められています。創薬化学研究室では、フローリアクターや自動合成装置など最先端の反応器を活用し、医薬品のシードとなる化合物の設計・合成を行っ ています。主な研究テーマとしてタンパク質間 相互作用阻害剤の探索を指向したヘリックス模倣ライブラリーの構築やフローリアクターを用いた合成法の開発研究を行っており、日本医療研究開発機構(AMED)のプロジェクトである「平成27年度創薬基盤推進研究事業(3次公募)」や「平成29年度創薬基盤推進研究事業(1次公募)」に参画しています。さらに、大村智北里大学特別栄誉教授(ノーベル医学・生理学賞受賞)との共同研究(天然物ライブラリー合成)を行っています。

研究室名称
創薬化学研究室
スタッフ
教 授: 塚本 裕一
准教授: 酒井 佑宜
連絡先
045-859-1300
天然有機化学研究室

人類は、動植物・微生物が生産する化合物を、病気・ケガの治療や健康増進に役立ててきました。一方で、強力な薬理活性を示すものの、天然から微量しか得られず薬になっていない有機化合物が数多く知られています。このような希少天然有機化合物の効率的合成手法の開発と、構造改変による高活性・低毒性・標識化合物の創出は、創薬研究における非常に重要な研究領域です。さらに、これを基盤とし、分子生物学・生合成・計算化学などとの異分野融合によるケミカルバイオロジーへの展開が世界の潮流になっています。

研究室名称
天然有機化学研究室
スタッフ
教 授: 庄司 満
教 授: 梶原 康宏
准教授: 鰐渕 清史
連絡先
045-859-1300
薬物動態学研究室

薬物動態学は、薬物の吸収、分布、代謝および排泄の各機構を詳細に調べることにより、薬物の薬効および毒性の発現機構や時間経過を解明する学問です。当研究室では、薬物の代謝機構や代謝に関与する代謝酵素の研究、マイクロドーズ臨床試験に関する研究、脂質合成阻害による膵癌の治療に関する研究、超音波によるがん細胞のアポトーシス誘導およびナノ化合物の超音波よる音響化学活性化に関する研究を行っています。近年は、フラーレンや種々のポルフィリン類が、超音波によるがん細胞のアポトーシス誘導を増強するという研究結果を国際誌に報告しています。

研究室名称
薬物動態学研究室
スタッフ
教 授: 桒原 隆
教 授: 弓田 長彦
准教授: 岩瀬 由未子
講 師: 矢野 健太郎
連絡先
045-859-1300
臨床解析学研究室

薬を服用すると消化管に入り、溶けた薬は消化管の膜から血液へと吸収されます。その後、一部の薬は主に肝臓で別のものに変わり、残りの一部が血液を介して、病気を治したい部位、標的部位に到達します。標的部位ではレセプターや酵素、外部から侵入してきた細菌や遺伝子の変化でできてしまった新生物に働き、最終的には薬が効く、すなわち"薬効"という形で表れます。最近、この一連の過程を数式で表すことが可能になりました。言い換えると数式をつかって薬効を予測できるようになったわけです。さらにその予測は、単なる値だけでなくバラツキや確率と共に示せるようになりました。臨床解析学研究室では、こうした薬の量的な変化や反応の強さを試験管の中、動物による試験、そしてコンピューターの中の患者さんで試験する研究をしています。"薬"があるところには、薬学を学んだ皆さんの活躍の場があります。薬をもっと知るために薬科学科を目指しませんか。

研究室名称
臨床解析学研究室
スタッフ
教 授: 千葉 康司
教 授: 岡 美佳子
准教授: 岡田 賢二
講 師: 吉門 崇
連絡先
045-859-1300
機能性物質学研究室

医薬品以外で、人体の生理機能に影響を及ぼす食材や天然物の効能および有害作用を基礎医学・臨床医学的方法だけではなく、情報科学をも交えて検索して解明することを学びます。さらに、病気にならないための遺伝子学を含めた予知医学やQOL 向上のための生体内での吸収・代謝・分布・排泄に関しての健康科学を学び、病態時との相違を知識として身に付け、大学院(医学・薬学修士など)や医療関連業界に進む基礎知識を習得します。

研究室名称
機能性物質学研究室
スタッフ
准教授: 速水 耕介
講 師: 西崎 有利子
連絡先
045-859-1300

教育研究センター

実務実習センター


実務実習センターは、6年制薬学教育の総仕上げである病院・薬局実務実習教育を企画・実施・指導する部門です。実務実習教育は、4年次までに基礎薬学や医療薬学などの知識を十分に習得後、臨床の場において医療人としての薬剤師を養成するための重要なステップです。このことは、化学的な知識を臨床の場に応用する教育の場と言えます。



実務実習センターでは、効率的かつ効果的に実務実習がおこなわれるように、病院・薬局での実習内容や指導方法などについて指導薬剤師と協議をしています。また、実務実習生の指導担任と協力して、実習中定期的に実習施設を訪問し、学生の指導に当たります。実務実習センターに所属する教員は全て医療現場の経験者で、各々の経験を生かして学生の指導をおこなっています。



また、実務実習センターは、新入生に対して、早期体験学習として病院や薬局、研究所の見学などを企画・実施し、新入生の段階から医療の現場で働いている薬剤師の姿を見せて医療人としての自覚を高め、将来の医療を担う人材の育成に役立てる仕事もしています。



また、薬剤学実習Ⅰ、Ⅱを通じて患者のために貢献できる薬剤師の育成に努めています。



さらに、研究面では、「臨床的な研究テーマ」などで研究を行い、医療現場ですぐに役立つ研究も行っています。今後、実務実習センターが基礎薬学と臨床の場を結ぶ架け橋になれるよう努力しています。

名称
実務実習センター
スタッフ
教 授: 佐藤 透
教 授: 宇佐美 英治
教 授: 山口 友明
教 授: 村田 実希郎
准教授: 渋谷 昌彦
准教授: 佐竹 尚子
准教授: 渡邊 美智留
准教授: 岡田 賢二
准教授: 大塚 邦子
准教授: 成田 延幸
准教授: 難波 昭雄
准教授: 田口 真穂
講 師: 吉江 文彦
助 教: 佐藤 恭輔
研究内容

植物に含まれる抗酸化物質に関する研究(活性酸素消去作用の測定)、
動脈硬化のメカニズムに関する研究(血中のエラスターゼ活性の測定)(宇佐美英治)

連絡先
TEL:045-859-1300

教職課程センター

教職課程センターは、本学内の図書館棟14階に設置されています。センターでは本学の理科教員養成に向けて、履修学生の指導・助言・サポートを目的に取り組んでいます。

主なセンター機能としては、科目の履修相談、実習指導、進路相談、教員求人情報提供、教員採用試験対策指導などであり、教職経験の豊富なスタッフを配置して取り組んでいます。教職関連の進路指導に関しては、本学のキャリアセンターと連携し、教員として社会に輩出するため、きめ細かな指導と支援にも取り組んでいます。

名称
教職課程センター
スタッフ
教 授: 梶 輝行
教 授: 吉田 佳恵
教 授: 小宮 智
講 師: 坂田 千洋
講 師: 伊藤 敬
連絡先
TEL 045-859-1300

本学の教職課程

本学の薬科学科(4年制)では、2016(平成28)年の文部科学省の認定により、中学校と高等学校の「理科教員一種免許」が取得できる大学となり、毎年、教職課程を修了した学生に神奈川県教育委員会から交付された教員免許状を卒業に際して授与しています。

本学での教職課程履修の特色は、薬科学科のカリキュラムにおいて、学校での理科教育における物理・化学・生物・地学の4分野をすべて学習するのみならず、豊富な実験・実習を通じて知識と指導技術としての実践的なスキルを身に付けた理科教員の養成に取り組んでいます。

また、教職課程を通じて理科教育法や教育課程はもとより、生徒指導、キャリア教育・進路指導、教育心理、教育相談など教員として適切な生徒理解のもとで実践的に指導できる資質・能力の習得と、様々な教育場面でそれらを活用できる演習等により、未来の教育に貢献する教職人材の養成にも力を入れています。

すでに、本学の教職課程を履修し、免許状を取得した卒業生は、理科教員として学校の教壇に立って教育にあたっています。近年、学校教員の不足が深刻な問題となっています。そうした中で、本学で学んだ卒業生が、正規の教員として採用され、教職に就いて活躍しています。

令和3(2021)年度 教職課程の履修案内 〔1年生用〕

令和3年度の薬科学科の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

平成28年度より本学科のみに教職課程が開設され、卒業までに所定の単位を修得することで、本学卒業時に神奈川県教育委員会交付の教員免許状を履修修了者に交付しております。

現在、入学した1年生については、4月登録の事務手続きにより、5月下旬の「履修カルテ」の作成と履修費納付をもって登録完了となります。教職に関する詳細は、「学生便覧」に記載されていますので、必ず内容をご確認いただきたく存じます。

教員免許は、卒業後の進路を考える際、教職に就くならば必須の資格となります。現在、全国の学校教育では、教員不足の傾向が続いております。本学で教員免許を取得し、学校の教員を志望した学生については確実に就職を果たしております。大卒者の就職状況が厳しくなりますと、有資格者にとっては、資格を活用した就職活動を有利に展開することが可能となり、ライセンスの重要性が高まります。

今年度からは新カリキュラムの運用をとおして、系統的に学習を深めていきます。

4年制の薬科学科に開設した教職課程は、中学校と高等学校の理科教員の養成を行うもので、4年間で理科教員免許状の取得に向けて、カリキュラムに基づいて科目履修し、免許状の取得に必要な単位を修得するものです。2019年度入学生からは、文部科学省再課程認定により、新しいカリキュラムとなりました。また、2021年度入学生からオンライン授業の導入を踏まえ、科目の系統性や時間割編成を考慮し、
さらにカリキュラムを一新し、進化した内容で展開することになりました。


教職課程センターは、本学の理科教員養成について、履修学生の皆さんの科目指導をはじめ、履修関係、実習関係、教員免許状の取得にかかる相談や支援など幅広く対応します。また、キャリアセンターと連携して、教員採用等の教職への就職に向けた指導や支援も担当します。

本学の教職課程は、次の3つの内容に特色があります。

  1. 薬科学科カリキュラムに設定された科目を学ぶことで、学校の理科教育に関して、幅広い科目の知識・指導力と豊富な実験スキルを身に付けることができます。
  2. 現代の学校教育において重視されている健康・未病の教育や食育・薬物乱用防止教育に関して、学科の強みをいかした専門的な学びを受講できます。
  3. 中学校・高校での物理・化学・生物・地学の理科4分野をバランスよく学び、豊富な模擬授業や実習体験等を通じ、生徒理解や授業実践を重視する教員養成を行っています。

理科教育に関しての高い専門性と豊富な知識・スキルを身に付けた教員の養成に力を入れて教育を行うとともに、地域の学校教育に貢献する教職人材の輩出に尽力します。

また、地域の学校・教職員からの教育相談や指導・支援の要請にも努めてまいります。

教職課程センター長・教授 梶 輝行

教職課程の設置趣旨と目的・目標

本学では、「地域社会の住民の健康と安全・安心を守る」ために、地域社会、特に教育機関(中学、高校、県教育関連機関等)と協力し、健康教育の環境づくりに努めています。より効果的かつ広範に社会に貢献する方策の一つとして、薬科学科では自然科学、薬学、さらには健康教育に精通した中学・高校の理科教員の養成を目指して設置されました。本学教職課程の目的は「社会が求める次世代の理科教員の養成」にあります。教職課程の目標については「本学が目指す教員像」(後掲)として明示したとおりです。

薬科学科では、理科の総合科学である薬学の基礎知識と技術を備えた理科教員を養成する教育体制を整えています。薬学の教育を受けた中学校・高等学校の理科教員の養成は、各学校の教科書に「くすり」に関する知識・情報が導入されていることから、薬物の適正使用や薬物乱用防止の教育の充実にも貢献することになります。

本学の教職課程においては、在学期間中に地域での学校支援ポランティアに取り組み、実践的指導力の養成にも力を入れ、質的向上を図っています。

教職課程の目標達成に向けた計画

本学では次のような計画に基づいて教職課程の目標の達成を目指して取り組んでいます。

長期計画 平成28年~10年間 (目標)教職課程の設置と円滑な実施に向けた学内体制の整備・充実を図り、教員免許状の取得と現職教員の輩出に取り組む。
Ⅰ期計画 平成28~令和2年
(2016~2020年)
  • 教職課程の円滑な実施に向けて、カリキュラム経営をはじめ人的・物的な整備を図る。
  • 教員免許状の授与を目指し、きめ細かな履修指導や体験的な学習活動の充実を図る。
  • 令和元年度文部科学省の再課程認定に基づく教職課程の移行と実施に向けて円滑かつ的確に取り組む。
Ⅱ期計画 令和3~令和7年
(2021~2025年)
  • 教育改革の動向を踏まえ、学習指導要領に基づくICTを活用した実践的指導力のある教員養成をめざし、教職科目の質的向上を図る。
  • 教員免許状の授与を目指し、きめ細かな履修指導や体験的な学習活動を強化するとともに、学生相談の一層の充実を図る。
  • 教職への進路実現の拡充と教員免許更新講習へのサポート体制形成に重点を置いて取り組む。

本学の目指す教員像

  • 自然現象と生命現象などの幅広い知識・技能を持った教員

    薬科学科では、薬学に関する幅広い専門的な知識・技能の習得をすることができます。そのため自然現象や生命現象をはじめとする幅広い知識・技能を持った教員の養成を目指します。
  • 医薬品の適正使用や健康が指導できる教員

    薬科学科では、薬学教育を通じて、健康とくすりに関する知識を豊富に身に付けた医薬品や健康食品への正しい接し方が指導できる教員の養成を目指します。
  • 他者の苦しみが理解できる教員

    本学では他者の苦しみを理解し、温かい心配りのできる"惻隠の心"を持った人材育成を進めている観点から、このことを踏まえ、中学校・高等学校で"惻隠の心"を持って活躍できる教員の養成を目指します。

取得できる教員免許状の種類

中学校教諭一種免許状(理科)

高等学校教諭一種免許状(理科)

教職課程科目の年次展開(イメージ)

教員免許状の取得から教員採用までのプロセス(イメージ)

教職課程の履修登録者数(令和3年5月1日現在)

現4年生
16名 (男性8名・女性8名)
現3年生
13名 (男性9名・女性4名)
現2年生
9名 (男性7名・女性2名)
現1年生
15名 (男性7名・女性8名)
(合計)
53名 (男性31名・女性22名)

*なお、薬科学科の各学年定員は30名

教職課程履修を終えた卒業生の動向

【教員免許状の取得状況】

卒業年度 中学校理科一種 高等学校理科一種
平成31年度 5名〔男性1名・女性4名〕 5名〔男性1名・女性4名〕
令和元年度 9名〔男性6名・女性3名〕 9名〔男性6名・女性3名〕
令和2年度 4名〔男性2名・女性2名〕 4名〔男性2名・女性2名〕

【教員への就職状況】

卒業年度 教員就職者数 就職先〔*臨時的任用教員〕
平成31年度 3名〔男性1名・女性2名〕 国立系高等学校1名

私立高等学校1名

*公立高等学校1名
令和元年度 2名〔男性2名〕 私立高等学校1名

*公立高等学校1名
令和2年度 3名〔男性2名・女性1名〕 公立高等学校1名
(ただし教職大学院進学により採用保留)

公立中学校1名

*公立中学校1名

教職課程センターの研究活動

当センターでは日頃、教職課程を履修する学生への教育にあたるとともに、専任教員をはじめ本学教育に携わる学識者等との共同により教職に関する研究活動にも取り組んでおります。 今後も引き続き、本学の教職課程にかかる教育の質的向上を図り、広く研究した成果を普及・提供することで、教育と研究とのバランスのとれた取組の成果を公表し、地域の学校や社会にも広く貢献できるよう努めてまいります。『教職課程センター研究紀要』(年1回刊行)は、ISSN登録を行っており、国立国会図書館をはじめ配架希望のあった大学図書館や公共図書館、そして全国の都道府県・政令指定都市の教育委員会附属の教育センター・教育研究所などに所蔵されています。

年 度 研 究 成 果
平成28年度(2016) 『横浜薬科大学教職課程センター研究紀要』第1号
平成29年度(2017) 『横浜薬科大学教職課程センター研究紀要』第2号
平成30年度(2018) 『横浜薬科大学教職課程センター研究紀要』第3号
令和元年度(2019) 『横浜薬科大学教職課程センター研究紀要』第4号
令和2年度(2020) 『横浜薬科大学教職課程センター研究紀要』第5号

*本紀要は査読審査を経て掲載許可した論文を収載しています。
また、「ISSN 2432-7824」登録により国立国会図書館逐次刊行物として配架されていますので、広く研究成果を公表し活用に供しています。

薬学教育センター

 薬学教育センターでは、学生さんの学習に関するあらゆる疑問や質問に対応するとともに、広く学生生活全般にわたる助言と指導を行っています。薬学各分野の専門家に加え、高校教育のエキスパートを専任教員として擁するのみならず、先輩が後輩の勉強の面倒を見るという学内家庭教師制度も運用しています。

それぞれの学生さんのニーズに応じた、きめの細かい支援体制が自慢です。

名称
薬学教育センター
スタッフ
特任教授: 伊藤 芳久
教 授: 奥平 和穂
教 授: 細野 哲司
教 授: 甲斐 俊次
教 授: 鈴木 真一
教 授: 梶原 康宏
教 授: 中野 真
准教授: 岡崎 裕
講 師: 中嶋 光治
講 師: 小林 靖
講 師: 奥津 泉
講 師: 吉田 林
講 師: 酒井 裕子
講 師: 新谷 彰教
助 教: 村上 綾
助 教: 髙梨 馨太
助 手: 長嶋 大地
助 手: 古川 恵
助 手: 近藤 真帆
教育内容
薬学生に必要とされる学力の習得・向上を目的に、主として個別指導による学習支援を行っています。「毎日、どのように勉強したらいいんだろう」「授業の内容がよく分からない」「レポートってどう書いたらいいのかな」、このようなことで困ったときは、いつでも気軽に立ち寄って下さい。経験豊富な教員や優しい先輩が、懇切丁寧に相談に乗ります。

また「最先端の薬学知識に触れたい」「薬剤師の将来についてディスカッションしたい」「薬の作用機序や体内動態についてより深く知りたい」などの高度な内容についても、学生さん達の興味を十分満足させることができる陣容を揃えています。

(薬学教育センター長:石井 邦雄 教授)

英語:
入学試験は通過してきたけれども、英語に少し不安があり日常の授業がちょっと難しく感じられる。そんな学生さんのためにいつでもドアを開けてお待ちしています。英語学習のアドバイスや苦手意識克服のための勉強法など、いろいろな相談に乗ります。もちろん、英語が得意な方は「英語で薬学の原書を読んでみたい」というチャレンジも可能です。

(担当:小林 靖 講師、田村 芳昭 講師)

数学:
数学は、薬学を研究する上で有用な解析手段となっています。ここ薬学教育センターは、高校までの数学と薬学部での学習に必要とされる数学との円滑な橋渡しを担っています。特に指数・対数関数、微積分等の知識は重要です。

(担当:奥津 泉 講師)

物理学、化学、生物学:
これら高校で学ぶ科目の内容は、下に示されているように、薬学の専門科目を修得する上で非常に重要であり、決して十分な知識と理解なしに通り過ぎることはできません。しかし、高校でこれらの科目を履修しなかった学生さんもいれば、履修したけれども不得意感をぬぐえない学生さんもいます。薬学教育センターでは、それぞれの学生さんの事情に応じて、大学の講義にスムーズに入っていけるようにしっかりサポートしていきます。

物理学:
物理学は、分析化学、薬品物理化学、構造解析学、臨床放射線学、薬局方試験法などの物理系薬学科目を理解するために必要となる学問です。

(担当:奥平 和穂 教授)

化学:
化学は、有機化学、薬用植物学、生薬学、医薬品化学、天然物化学などの化学系薬学科目のみならず、広く薬学全般の土台となる学問です。

生物学:
生物学は、機能形態学、生化学、分子生物学、免疫学、微生物学などの基礎生物系薬学科目や、薬理学、薬物治療学、病態生理学、薬物動態学、臨床薬理学などの医療系薬学科目を習得するための基礎となる大切な科目です。

専門科目:
生化学、微生物学、薬理学、薬物動態学、薬物治療学を専門とする教員が常駐していますので、それらの科目はもとより、周辺領域についても対応が可能です。薬学教育センターのスタッフで対応できない場合は、当該領域を専門とする教員を紹介します。

連絡先
045-859-1300 ex.7021、7019

薬品科学総合研究センター

本学の英知を集めた教育、教育、研究を行う

名称
薬品化学総合研究センター
研究内容

6年制薬科大学の使命は薬剤師の育成は勿論ですが、医薬品や分析用試薬などの機能性分子の創製やそれを行う研究者の育成にもあります。薬品化学総合研究センターは国家試験対策として全学的な"有機化学を勉強する会"を主催すると共に、化学系・医薬系全学研究室を横断した共同研究の設定、新反応の開発やそれら新反応を用いた優れた機能性分子の創製研究を行い、研究者の育成も行っています。

センター設立初年度は毎週水曜日の午後3時から"有機化学を勉強する会"を開催し、研究ではセンター長が分子設計・合成を行い現在米国Merck社が臨床試験を行っている非常に優れた抗HIV(エイズ)薬となると期待されているEFdAの(本学で開発した新アルドー反応を用いた)より簡便な合成法の開発と抗インフルエザ、抗B型肝炎ウイルス、効ジカウイルス薬など抗ウイルス薬の創製研究を行っています。

創薬研究センター

次世代を先導する創薬化学者の育成

名称
創薬研究センター
研究内容

創薬研究の化学系領域では、新規化合物の有効性を探究するため、合成研究と新規技術開発(反応開発・反応装置開発)の両輪で成り立っています。創薬研究センターでは、大学発創薬研究を通じて大学院や企業で活躍できる研究者の育成を目指しています。

大学発創薬において必要な合成装置をはじめ、新しい創薬技術であるコンビナトリアル化学において有用な自動合成装置、フロー反応装置、並列合成装置、並列カラム精製装置を備えており、先端の創薬現場を学生のうちから体験できます。また、卒業研究の充実化を図るため、定期的な研究相談会や文献講読を実施しています。さらに、企業や他大学との共同研究や交流も活発で、大学院進学や海外留学にも対応できるような教育を行っています。

具体的には、①定期的な進学・留学勉強会の開催、②卒業研究の充実化に向けた、マッチングによる外部資金獲得(創薬ロボコン・電子ノート・子育て支援)の計画と実施です。創薬研究センターでは、社会のニーズに合わせた研究と人材育成に取り組んでいます。

総合健康メディカル研究センター

「薬食同源」を科学的に実証する

名称
総合健康メディカル研究センター
研究内容

「薬食同源」を科学的に実証するため、基礎医学研究のみならず臨床試験をコーディネートし、機能性食品や医薬品との相互作用が理解できる薬剤師の育成ならびに新しい医療職(例:ファルマサプリアドバイザー、レディスファルマコンサルタントなど)の育成を行います。

健康維持および疾患予防における各種栄養機能性食品や伝承的に使用されている飲食類(キノコ類、茶カテキン、ブラックジンジャー、ヌルねば食材、バナジウム天然水など)の効能を薬理学的機能生理学的に研究し、さらに、それらの効能発現メカニズムを分子レベルや分析化学的手法を用いて明らかにします。

そして、医薬品との相互作用を基礎医学・臨床医学的に究明し補完医療での安全で効果的な応用を構築します。私たちは「憶隠の心=優しさ」を持った薬学者や薬剤師を育成するために医薬品のみならず根本である「食」も教えています。本学食堂でも、ヌルねば健康食を提供しています。

漢方和漢薬調査研究センター

漢方・和漢薬の現代医療への応用を調査

名称
漢方和漢薬調査研究センター
研究内容

近年の漢方ブームによって漢方薬は広く一般に使用されるようになりましたが、その一方で「証」に基づくのではなく、病名や症状によって安易に使用されることが多いようです。漢方薬は、その理論に基づいて投薬されてこそ十分に効果を発揮できるのであって、病名や症状のみによる投与は漢方治療とは言わないのです。

漢方和漢調査研究センターの設立目的は、漢方薬・和漢薬などの現代医療への応用が真の漢方理論にしたがって正しく行われているかを調査すると共に、漢方について「学問と実践」の基礎作りをし、人々を啓蒙することにあります。

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