お知らせ

「子ども薬剤師体験セミナー」を開催しました


 横浜市教育委員会が主催する「子どもアドベンチャーカレッジ2022」の本学プログラムとして、818日(木)に「子ども薬剤師体験セミナー」を開催しました。「子どもアドベンチャーカレッジ2022」は、横浜市教育委員会が市内の小学生に向けて「主体的・対話的で深い学びのきっかけづくり」「社会参加のきっかけづくり」の場と機会を提供するため、民間企業や団体、大学、公的機関などの協力により、夏休み体験学習プログラムとして実施しているものです。本学は2014年からこの企画に協力しており、コロナ禍による2年間の中断を経て今回で7回目の参加となりました。
 今回のセミナーは、本学実務実習センターの教員のサポートを受けながら、本学学生12名が企画・進行の主体となり、また、横浜市の企画により他大学の学生2名も学生コーディネーターとしてセミナーの進行に加わるコンセプトで計画し、「白衣を着て、本物の機械や道具を使って薬剤師の仕事を体験しよう!」をテーマに、小学4年生~6年生を対象として参加者を募集したところ、午前15名、午後15名の計30名の定員に対して500名を超える応募があり、参加者は抽選により決定することとなりました。
 当日は、全体説明に引き続き、正しい手指消毒を実体験した後、白衣に着替えて開始しました。今回のセミナーは三つのプログラムで構成しており、その概要は以下のとおりでした。

A. 「体の情報をもとに漢方茶を作る」プログラムでは、参加児童から保護者の方々へ体の情報を質問してもいらい、その情報をもとにして紫蘇、竜眼肉、陳皮などの生薬を使用して体質に合った漢方茶(健康茶)を作って袋に入れることを体験していただきました。

B. 「処方箋を確認して水剤を作る」プログラムでは、メートグラスを使用して計量したシロップを投薬ビンに入れて水剤を作る体験と、スパーテルや電子天秤を使用して量りとった散剤を投薬ビンに入れ精製水を加えて水剤を作る体験をしていただきました。

C. 「錠剤の調剤と服薬指導体験」プログラムでは、処方箋を確認して薬を一包化したり、薬を入れる薬袋作り体験のあと、模擬薬局で保護者の方々に対して薬剤師が行う服薬指導を体験していただきました。

 体験プログラム終了後の「振り返り会」で参加者から感想等を聞いた後、子ども薬剤師認定証の交付を行い、セミナーを終了しました。

2022.08.23
研究・社会連携
     白衣を着用して全体説明
 体の情報をもとに漢方茶(健康茶)を作る
   計量したシロップで水剤を作る
   量りとった散剤を投薬瓶に入れる
      薬の一包化を体験
  模擬薬局で服薬指導にチャレンジ

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