「県立高校生学習活動コンソーシアム」とは、県立高校と大学や短大・職業技術校等、専修学校各種学校の教育機関及び企業、研究機関との連携を拡充するとともに、生徒の主体的な学びへとつながる様々な教育機会の提供の充実を図り、神奈川の教育や産業の発展に寄与することを目的として、神奈川県教育委員会が設置したコンソーシアムです。
本学は、このコンソーシアムに参加し、本学での体験授業や高校への出張授業等の取り組みを行っています。
体験実習・ミニ講義テーマ 一覧
テーマ |
インフルエンザに漢方は有効か |
内容 |
漢方薬には「補剤」という薬が存在します。元気や気力のない今でいう免疫力の落ちた人に使う薬が漢方には用意されていました。この漢方薬がインフルエンザウイルスにどのように作用するかを考えてもらいます。 |
担当教諭 |
漢方薬物学研究室 教授 石毛敦 |
分野 |
薬学 漢方 生薬 |
形式 |
実習形式
※高校で実施する場合は理科室などの実習室を使用したい |
実施場所 |
高校・大学どちらでも実施可能 |
テーマ |
薬学部における漢方教育の必要性 |
内容 |
今や80%以上の医師が漢方薬を処方する時代となり、その処方箋を応需する薬剤師の漢方知識の必要性は高い。また、同じ病名でも患者個人によって異なった漢方薬が処方される。薬剤師が漢方薬をすべて理解し、医師が漢方処方選択に迷った時に、十分相談に乗ることができたならば、医師のみならず患者にも心強い存在となることであろう。医師の漢方相談にのれる薬剤師を育てるのが私たちの夢である。 |
担当教諭 |
漢方薬物学研究室 教授 石毛敦 |
分野 |
薬学 漢方 生薬 |
形式 |
講義形式 |
実施場所 |
高校・大学どちらでも実施可能 |
テーマ |
風邪の漢方治療について |
内容 |
皆さんは風邪をひいたときにはどうしますか?風邪薬を飲む?何もしないで寝ているという人もいることでしょう。ここでは風邪の症状がなぜ出てくるのか?そこに漢方薬はどのような役割を果たすことができるのか?詳しくお話ししたいと思います。楽しく漢方を学んでください。 |
担当教諭 |
漢方薬物学研究室 教授 石毛敦 |
分野 |
薬学 漢方 生薬 |
形式 |
講義形式 |
実施場所 |
高校・大学どちらでも実施可能 |
テーマ |
遺伝子の違いが体質に与える影響 |
内容 |
遺伝子の違いは体質の違いや薬物に対する感受性の差などの原因となるものがあります。
ここではPCR法によるヒトアルデヒドデヒドロゲナーゼ遺伝子(ALDH2)の増幅をシミュレーションし、増幅遺伝子を制限酵素で切断して遺伝子型のタイピングをおこない、その結果をみながら遺伝子多型が体質へ与える影響について学びます。 |
担当教諭 |
分子生物学研究室 教授 川嶋剛 |
分野 |
薬学 薬学 分子生物 |
形式 |
実習形式 |
実施場所 |
高校・大学どちらでも実施可能 |
テーマ |
遺伝情報はどのように役立っているのか? |
内容 |
ヒトゲノム解析の結果、ヒトは約3万個の遺伝子を持つ事が分かりました。
これらの遺伝子の情報が実際にはどのようにつかわれているのかを知ることを目的としてDNA断片を用いて、そこに刻まれている遺伝情報がどのようにタンパク質になるかを学びます。 |
担当教諭 |
分子生物学研究室 教授 川嶋剛 |
分野 |
薬学 薬学 分子生物 |
形式 |
実習形式 |
実施場所 |
高校・大学どちらでも実施可能 |
テーマ |
抗酸化作用を調べよう |
内容 |
ビタミンC(アスコルビン酸)は、体に必要な栄養素であり、様々な食品に含まれています。ビタミンCを用いて、酸化還元反応を理解し、また、身の回りの飲料水の抗酸化作用を調べてみよう。 |
担当教諭 |
食化学研究室 教授 出雲信夫 |
分野 |
薬学 化学 |
形式 |
実習形式
※高校で実施する場合は理科室などの実習室を使用したい |
実施場所 |
高校・大学どちらでも実施可能 |
テーマ |
入浴剤をつくろう |
内容 |
入浴剤には、温泉の主成分が入っているだけでなく、色や香りがもたらす効果もあります。また、炭酸ガスや漢方を入浴剤に入れるとどのような効果があるのでしょうか。入浴剤を知り、自分にあったオリジナルの入浴剤をつくってみましょう。 |
担当教諭 |
食化学研究室 教授 出雲信夫 |
分野 |
薬学 化学 |
形式 |
実習形式
※高校で実施する場合は理科室などの実習室を使用したい |
実施場所 |
高校・大学どちらでも実施可能 |
テーマ |
軟膏づくり体験 |
内容 |
皮膚科の治療で使われている薬は、主に塗り薬です。塗り薬には、大きく分けて「軟膏」と「クリーム」があります。
軟膏とクリームは何が違うのでしょうか?違いについて理解し、実際に体験してみよう。 |
担当教諭 |
食化学研究室 教授 出雲信夫 |
分野 |
薬学 化学 |
形式 |
実習形式
※高校で実施する場合は理科室などの実習室を使用したい |
実施場所 |
高校・大学どちらでも実施可能 |
テーマ |
ハンドクリームをつくろう |
内容 |
お薬には、同じ成分の軟膏剤もあればクリーム剤もあります。これらの違いを理解することは、将来、薬を扱う上でとても大切なことです。今回の模擬授業では薬の特徴を理解し、ハンドクリームの作製を体験して頂きます。 |
担当教諭 |
食化学研究室 教授 出雲信夫 |
分野 |
薬学 化学 |
形式 |
実習形式 |
実施場所 |
高校・大学どちらでも実施可能 |
テーマ |
脳とステロイドホルモン |
内容 |
ステロイドホルモンは、副腎皮質だけではなく脳内でもつくられています。
女性ホルモンの補充療法により、アルツハイマー型痴呆を改善することが知られています。
これらの作用メカニズムを解明し、中枢神経障害の治療に結びつく薬物ができればと考えています。 |
担当教諭 |
食化学研究室 教授 出雲信夫 |
分野 |
薬学 化学 |
形式 |
講義形式 |
実施場所 |
高校・大学どちらでも実施可能 |
テーマ |
においを科学する |
内容 |
「におい」は「臭い」や「匂い」と書かれ、見た目以上に人の第一印象を左右する重要な要素です。
身近にある「におい」について実験して化学構造から「におい」を考えてみましょう。 |
担当教諭 |
天然有機化学研究室 講師 鰐渕清史 |
分野 |
薬学 化学 |
形式 |
実習形式 |
実施場所 |
高校・大学どちらでも実施可能 |
テーマ |
におい分子から色素を作ろう |
内容 |
色やにおいは人にとって非常に重要なものであり、古来より現代に至るまで人々を引きつけ魅了しています。
身近なにおい分子を使って多彩な色を作り、視覚について考えてみましょう。 |
担当教諭 |
天然有機化学研究室 講師 鰐渕清史 |
分野 |
薬学 化学 |
形式 |
実習形式 |
実施場所 |
高校・大学どちらでも実施可能 |
テーマ |
過去の薬害とその後の対策 |
内容 |
過去に起こった薬害の原因と社会的背景、その後の薬害を防ぐために実施されてきた対策について。 |
担当教諭 |
薬物治療学研究室 教授 中野泰子 |
分野 |
薬学 医薬品情報 |
形式 |
講義形式 |
実施場所 |
高校・大学どちらでも実施可能 |
テーマ |
医薬品はどのように開発されるか |
内容 |
医薬品が開発される過程(創薬)や、その間に取得される情報、医薬品として販売されてからの有効性、安全性確保の活動(育薬)について。 |
担当教諭 |
薬物治療学研究室 教授 中野泰子 |
分野 |
薬学 医薬品情報 |
形式 |
講義形式 |
実施場所 |
高校・大学どちらでも実施可能 |
テーマ |
解熱鎮痛剤を合成しよう |
内容 |
サリチル酸と無水酢酸から解熱鎮痛剤であるアスピリンを合成する。合成したアスピリンと原料のサリチル酸について、塩化鉄試薬との呈色反応(フェノール性ヒドロキシ基)を実施し違いを確認する。 |
担当教諭 |
薬品反応学研究室 准教授 山﨑和応 |
分野 |
薬学 有機化学 |
形式 |
実習形式 |
実施場所 |
大学でのみ実施可能 |
テーマ |
みかんの秘めたるパワー |
内容 |
冬の果物として愛されている温州みかん。普段何気に、剥いた皮はごみ箱に捨ててしまいます。
実は七味唐辛子の素材でもあり、漢方薬の原料でもあります。近年みかんの皮に含まれる成分には、認知症を改善する効果や、抗がん剤の副作用を抑える効果が見いだされ、注目されています。 |
担当教諭 |
薬用資源研究室 教授 榊原 巌 |
分野 |
薬学 漢方 |
形式 |
講義形式 |
実施場所 |
高校・大学どちらでも実施可能 |
テーマ |
身近にある薬草とその効能 |
内容 |
我々の身近には、漢方薬の材料となる生薬が数多く存在しています。
我々の生活のすぐそばにある薬草、その効能効果、医療にける応用例について紹介するとともに、実際に、漢方薬を煎じて試飲します。 |
担当教諭 |
薬用資源研究室 教授 榊原 巌 |
分野 |
薬学 漢方・生薬 |
形式 |
実習・講義併用 |
実施場所 |
高校・大学どちらでも実施可能 |
テーマ |
血液型ってどうやって調べるの? |
内容 |
ABO式血液型を調べる方法について、免疫学的実験を交えながら学びましょう。 |
担当教諭 |
生体防御学研究室 教授 川嶋芳枝 |
分野 |
薬学 生物 |
形式 |
実習形式※高校で実施する場合は理科室等の実習室を使用したい |
実施場所 |
高校・大学で実施可 |
テーマ |
食品中のタンパク質濃度を測定してみよう! |
内容 |
食品中に含まれるタンパク質の濃度をブラッドフォード法という方法で測定してみましょう。 |
担当教諭 |
生体防御学研究室 教授 川嶋芳枝 |
分野 |
薬学 生物 |
形式 |
実習形式 |
実施場所 |
大学で実施可能 |
テーマ |
食品中のアレルゲンを検出してみよう! |
内容 |
食品の中に含まれるアレルゲン(アレルギーの原因となる物質)を免疫学的分析法で検出してみましょう。 |
担当教諭 |
生体防御学研究室 教授 川嶋芳枝 |
分野 |
薬学 生物 |
形式 |
実習形式※高校で実施する場合は理科室等の実習室を使用したい |
実施場所 |
高校・大学で実施可 |
テーマ |
理系女子の生きる道 |
内容 |
理系に進むことで、女性はどのような進路選択をし、どのような人生が送れるのかを、薬剤師を含む様々な例を挙げて紹介します。 |
担当教諭 |
生体防御学研究室 教授 川嶋芳枝 |
分野 |
薬学 進路 |
形式 |
講義形式 |
実施場所 |
高校・大学で実施可能 |
テーマ |
創薬の現状と横浜薬科大学の創薬化学 |
内容 |
大学における創薬の現状」を伝える。加えて、4年制学科(創薬科学)の活動内容に関して紹介し、高校生にとっての4年制学科(薬科学科)の魅力を伝える。 |
担当教諭 |
創薬センター長 教授 高橋孝志 |
分野 |
薬学 有機化学 |
形式 |
講義形式 |
実施場所 |
高校・大学どちらでも実施可能 |
テーマ |
分子生物学ってすごい |
内容 |
遺伝子組換え、分子標的薬、ゲノム編集。テレビや新聞で見聞きしたことあるけど、これってどういうもの?
分子生物学の技術が医療にどのように貢献しているか学び、実際に分子生物学的技術でつくられたものを視覚的に観察します。 |
担当教諭 |
漢方薬物学研究室 講師 高橋哲史 |
分野 |
薬学 分子生物 |
形式 |
実習形式 |
実施場所 |
高校・大学どちらでも実施可能 |
テーマ |
便秘を知って、上手くつきあおう |
内容 |
胃腸の反射の仕組みを学び、上手に生活をおくりましょう。便秘の薬の効き方も学んでいきます。 |
担当教諭 |
臨床薬剤学研究室 准教授 渡邊美智留 |
分野 |
臨床薬学 |
形式 |
講義形式 |
実施場所 |
高校・大学どちらでも実施可能 |
テーマ |
血圧測定 |
内容 |
医療の現場において、心臓などの働きを理解するために、血圧の測定は欠かせないものです。血圧を正確に測定することは、患者さんの状態を知る上で、とても重要なことです。いろいろな条件で血圧を測定し、自律神経と血圧の関係を理解しよう。 |
担当教諭 |
食化学研究室 教授 出雲信夫 |
分野 |
薬学 化学 |
形式 |
実習形式
※高校で実施する場合は理科室などの実習室を使用したい |
実施場所 |
高校・大学どちらでも実施可能 |
テーマ |
物質の質量を知る |
内容 |
物質の重量やモル質量をどのようにしたら正確に測定(計測)できるかを、やさしく解説する。 |
担当教諭 |
薬品分析学研究室 教授 山下幸和 |
分野 |
薬学 化学 |
形式 |
講義形式 |
実施場所 |
高校・大学どちらでも実施可能 |
テーマ |
くすりの体内での運命は? |
内容 |
くすりを始めとする化学物質の体内(からだの中)での運命をつきとめる必要性や、その方法をやさしく解説する。 |
担当教諭 |
薬品分析学研究室 教授 山下幸和 |
分野 |
薬学 化学 |
形式 |
講義形式 |
実施場所 |
高校・大学どちらでも実施可能 |
テーマ |
薬用植物を感じよう |
内容 |
薬学部には薬草園を設置する義務があります。
今咲いている花を中心に本学の薬草園にある薬用植物を説明していきます。
温室の中にある植物についても説明します。 |
担当教諭 |
薬物動態学研究室(バイオ医薬品評価部門) 講師 新谷彰教 |
分野 |
薬学 化学 |
形式 |
見学実習形式 |
実施場所 |
大学の薬草園で実施可能 |
テーマ |
天然物から医薬品へ |
内容 |
現在臨床現場で使用されている医薬品の50%以上は、天然物やその誘導体が持つ特異な構造に由来しています。
天然資源から得られた化合物が、実際にクスリになった事例を紹介します。 |
担当教諭 |
薬物動態学研究室(バイオ医薬品評価部門) 講師 新谷彰教 |
分野 |
薬学 化学 |
形式 |
講義形式 |
実施場所 |
高校・大学どちらでも実施可能 |
テーマ |
紫雲膏をつくってみよう |
内容 |
紫雲膏は、火傷や切り傷に効能がある軟膏です。生薬である紫根や当帰を用いて実際にこの軟膏をつくってみましょう。 |
担当教諭 |
薬物動態学研究室(バイオ医薬品評価部門) 講師 新谷彰教 |
分野 |
薬学 化学 |
形式 |
実習形式※高校で実施する場合は理科室などの実習室を使用したい |
実施場所 |
高校・大学どちらでも実施可能 |
お申込み・お問い合わせ
横浜薬科大学 入試広報課
TEL 045-854-2345 (平日9:00~17:00 土曜9:00~14:00)