梶輝行教授が西洋砲術の開祖・高島秋帆の没後160年記念展において特別講演を行いました
令和8年2月14日(土)、教職課程センターの梶輝行教授が、高島秋帆の没後160年、そして1841(天保12)年に徳丸原いまの板橋区高島平において幕命により西洋砲術の試射と洋式銃隊調練を上覧して180年にあたり、板橋区立郷土資料館で1月24日から3月15日の期間で開催されている「高島秋帆」の記念展の記念行事の一環として、江戸時代後期の日本とオランダとの交流史や科学技術史を専門とし、長年、オランダ語で書かれたオランダ商館文書の発掘と翻訳を通じて、文化・文政・天保期の日蘭関係を研究し、特に高島秋帆とシーボルトに関する造詣の深さから、特別講演を行いました。
今回の講演で、高島秋帆がオランダ流の西洋砲術に傾倒した発端が、1825(文政8)年の異国船打払令の発出とこの頃長崎出島のオランダ商館付医務官として来日していたシーボルト(外科少佐の軍医)から西洋砲術の知識等を教授されたことを記す史料を紹介するなど、新たな知見を述べられ、「高島平」の地名となった板橋区において「高島秋帆のフロンティア・スピリット」と題した講演を行いました。抽選で当たった参加者により会場は満席となり盛会のうちに閉会となりましたが、質疑応答も活発に行われ、参加者の関心の高まりがうかがわれました。
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長崎の町年寄であった高島秋帆は、江戸時代後期に異国船の日本接近・来航の対外危機により鎖国体制が揺らぐなか、私財を投じて出島のオランダ商館を通じて、洋式大砲やゲヴェール銃等の武器の注文・入手に努め、オランダ語の軍事関係書やオランダ商館員の教授等により、1832(天保3)年頃に「高島流砲術」を創始し、開国前夜の日本の海防体制の強化を唱道した人物として知られています。
■板橋区立郷土資料館ホームページ
https://www.city.itabashi.tokyo.jp/kyodoshiryokan/exhibition/3000727/3000728.html
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